豊玉土方歳三俳句集

-- 土方さんの句をなんとなくつらつら並べみよう会 --

■春 ■夏 ■秋 ■冬


おもしろき 夜着の列や 今朝の雪

朝雪の 盛りを知らす 伝馬町

横に行 足跡はなし 朝の雪

水音に 添てきゝけり 川千鳥

うぐいすや はたきの音も つひやめる

朧とも いわで春立 としのうち

人の世の ものとは見へず 梅の花

咲ぶりに 寒げは見へず 梅の花

梅の花 壱輪咲ても 梅はうめ

梅の花 咲るゝだけに さくと散
年礼に 出て行ぞや とんびだこ

暖かな かき根のそばや いか登り

年々に 折られて梅の すがたかな

春ははる きのふの雪も 今日は解

大切な 雪は解けり 松の庭

ふりながら きゆる雪あり 上巳こそ

けふもけふ たこのうなりや 夕げぜん


二三輪 はつ花だけは とりはやす

春の草 五色までは 覚えけり

丘に居て 呑のもけふの 花見かな

武蔵野や つよう出て来る 花見酒

手のひらを 硯にやせん 春の山

我年も 花に咲れて 尚古し


菜の花の すだれに登る 朝日かな

朝茶呑て そちこちすれば 霞なり

来た人に もらひあくびや 春の雨

春雨や 客を返して 客に行

三日月の 水の底照る 春の雨

春の夜は むつかしからぬ 噺しかな

あばらやに 寝てひてさむし 春の月

水の北 山の南や 春の月

山門を 見こして見ゆる 春の月

公用に 出て行みちや 春の月

しれば迷ひ しなければ迷はぬ 恋の道

しれば迷ひ しらねば迷ふ 法の道


玉川に 鮎つり来るや ひがんかな

願ふこと あるかもしらず 火取虫

白牡丹 月夜月夜に 染てほし

露のふる さきにのぼるや 稲の花

裏表 なきは君子の 扇かな

さしむかふ 心は清き 水かゝみ


報国の 心ころをわするゝ 婦人かな


わが齢 氷る辺土に 年送る

叩かれて 音の響きし なず菜かな

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まとめるっつってもほとんど「豊玉発句集」からだけど。
…ちょっとえろい感じに並べてみました/笑。(は?)

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COMMENTS

やっぱり春はいいですね~

あるゆさん、こんにちは。またしてもナイス企画っ。
こうしてみると、一目瞭然に春が多いですね。春を愛する人は、スミレのように可憐な人♪、だっけ?超うろ覚えっすw、とにかく可愛いなあ、土方君。
そして感じるのは、下手だの未熟だの言われようと、「オレはオレの流儀で句を詠む」という意志の強さ。
むしろ、技巧を凝らしたり、有り得ないものをゲージツ的に詠んだりするのが、大嫌いだったんだよね、きっと。自分が綺麗だと感じた風景や、ぐっときちゃった光景を、写真を撮るように句で表現したんだろうなあ。カメラがあったら、風景写真ばっかり撮ってるんじゃないだろうか。
豊玉発句集、大好きです。土方君が心の底に秘めて、たぶん誰にも見せない「裸の自分自身」が、鮮やかに映し出されているから。
一番好きなのは、火取虫の句です。初めて目にしたとき、こんなに優しい人には、いまだかつて会ったことがない、と思いました(涙)。

>一人虫さん☆

は!もしかして「一人虫」さんてのはそこから来てるんですか∑( ̄□ ̄!!確かに~優しいですよね…土方さん、鬼とか言われる時期もあったかも知れないけど、基本はきっと優しいんですよね、感じるに。
そうそう、たとえ文学者には好まれなくとも(笑)、「土方さんらしさ」っつうか、素直さ、みたいな…うぅーたぶんこう、すっご鮮やかな梅が咲いてて、「わぁー梅だ!梅が咲いたぁ!」みたいな…(わ、わかりづらい…汗)雪が積もって朝陽に照らされてて、窓をガラッ、パァァ∑「わぁー雪だ!雪が積もってる!」みたいな…て、か、可愛い…vV* ̄▽ ̄*←バカ

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